小説(コンプレックスと水着ファッションショー)

これは以前から考えていた話です。

7月中旬、高学年女子たちは夢ヶ丘遼へ集まっていた。

きっこ「とうとう夏が来たわね!!」
みみりん「そうね^^」
にゃっきぃ「夏と言ったら海!!」
クキ・サンバン「海と言ったら、やっぱ水着よね!!^^」
ハナちゃん「私この前お姉ちゃんと一緒に新しい水着買ったんだ!!」
石田優生「私も新しい水着買ってもらったの^^」
らむりん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
榊原かえで「私も良い水着持ってるんだ!」
さくらこ「私も可愛い水着持ってます^^」
星川ショウ「じゃあ今度、皆で水着ファッションショーしましょうよ!!」
らむりん以外の女子全員「賛成!!!!!!!!!!!!!」
らむりん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
みみりん「ねぇ、らむりんも一緒にやりましょうよ^^」
らむりん「私はいい・・・(そのまま寮を出た)」

らむりん以外の女子全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

同じ頃、ブランド店「OMT」では

コマ「ねぇ、皆で水着買おうよ!」
ビアンカ「いいわねそれ!」
斉藤あかね「私も水着がほしいって思ってたところなの^^」
アイリス「女の子は皆水着が似合うからね^^」
折笠江美「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
八神心結「ねえねえ江美ちゃんも水着買おうよ!!」
メア・ヴェルスーン「絶対江美ちゃん水着似合うよ」
りり「そうそう、水着買って損は無いですよ^^」
折笠江美「ハァ?どこが?」
江美以外の女子全員「?????????????????????」
折笠江美「水着着るってことは体のラインが思い切り目立つってことですよね?それってコンプレックスが目立つってことですよね?」
モモ「な、何言ってるの江美ちゃん?;」
折笠江美「僕みたいなまな板体型が着たって全然似合わないですよ!僕は毎日欠かさず豊胸トレーニングやってるのに、ちっとも胸が成長してませんし!」
カスミ「え、江美ちゃん?;」
折笠江美「胸があってスタイルが良い子は良いですよね!僕よりずっと似合いますし、思う存分水着姿披露出来ますから!(そう言って「OTM」を出た)」

江美以外の女子全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

翌日、夢ヶ丘遼にいた女子達と「OTM」にいた女子達がプププヶ丘へ集まった。

みみりん「というわけがあったのよ」
斉藤あかね「みみりん達のところも?」
にゃっきぃ「もしかしてあかねちゃん達の所も?」
カスミ「そうなのよ」
ののちゃん「大変ですね;」
小此木優子(ヤサコ)「おそらくらむりんと江美ちゃんはコンプレックスを酷く気にしてる様ね;」
橋本文恵「無理もないわ、あの二人、邪魔者やデリカシーのない連中に散々バカにされまくったからね!」
八神心結「らむりん先輩も江美ちゃんもそれなりにスタイルは良いですのに」
さくらこ「でも、スタイルの良い同級生や姉妹と比べられるとつらいよね・・・」
アイリス「女の子は皆周りと自分を比べられるのが大嫌いなのになんで分からないのかな」
きっこ「本当よね!本当に分からずやが居るんだから!!」
佐久間レイコ「比較して楽しむなんてバカバカしい」
みみりん「こうなったらみみりん達で二人を説得させましょうよ!」
コマ「そうね!このままじゃ浮かばれないんだから!」

数分後、らむりんの家にて

みみりん「らむりん、水着ファッションショーに出ましょうよ!」
らむりん「私はいいって昨日言ったじゃない。水着になっても胸の事で馬鹿にされるし、誰も私みたいな体系を最下位決め付けるにきまってるわ!」
みみりん「そんなことないわ!らむりんはちゃんと成長してるわよ!」
らむりん「でも・・・」
みみりん「大丈夫よ!らむりんがさっき言ったのはそういう人は人を見る目がないだけよ!らむりんはれっきとした女の子よ!もっと自信を持って!」
らむりん「・・・うん」

同じ頃、折笠家では

折笠美貴奈「江美ちゃん!水着ファッションショーに出ましょうよ!」
折笠江美「絶対ヤダ!僕みたいなまな板が水着着ても笑い者になるに決まってる!」
折笠美貴奈「そんなことないわよ!水着の似合わない女の子なんていないわよ!」
折笠江美「でも僕が着てもバカにしてるような目で見てるし、ミキティ達に僕の悲しい気持ちなんてわからないよ!!!」
八神心結「江美ちゃん、今何歳?」
折笠江美「・・・10歳だよ」
八神心結「じゃあ江美ちゃんはまだまだこれからよ!江美ちゃん身長高いし!発育もそれなりに良いし!」
折笠江美「本当にそう思ってる?」
八神心結「本当よ!江美ちゃんもともと逞しい体つきしてるし!」
折笠美貴奈「だから一緒に水着ファッションショーしましょ!ね?」
折笠江美「・・・・・・・・・どうしてもって言うなら」

水着ファッションショー当日、夢ヶ丘遼にて

らむりん「本当に参加していいの?」
みみりん「もちろんよ!」
折笠江美「誰も僕の水着姿見て笑わない?」
八神心結「当り前でしょ!江美ちゃんお父さんに似て美人だし!」
にゃっきぃ「それに、男子禁制且つ男子立ち入り禁止ってことになってるし!」
ハルカ「じゃ、始めましょう!」
二キータ「そうだね!綺麗な水着も持ってきた事だし!」

数十分後、スター達は陽希から勝負をせがまれていた。

闇野陽希「勝負だ!!光川スター!!」
光川スター「何なんだよ!一体、僕に何の恨みがあるんだよ?」
闇野陽希「五月蠅い!とにかく勝負だ!!」
フレイ=イグニス「しつこい野郎だな;」
若花森ヨウ「本当に参ったね;・・・(夢ヶ丘遼のドアの前を見て)????」

別の方向では、紅輔やアルトを始めとする中高生男子が会話しながら歩いていた。

福岡紅輔「にしてもハワードのおしゃべりには本当に参ったな・・・」
神田コウ「全くだ!」
ルナシー=リブロティグ「あそこまでしゃべるとは思ってもいなかったよ・・・」
佐賀黒ノ介「本当に信じられないな・・・」
大分葵「そうだな・・・」
立花ユズヒコ「!!!皆、アレ見てみろ!」
ユズヒコ以外の男子達「??????????????」

振り向いたには

多門三志郎「まだか~(イライラしてる)」
道蓮「何十分待たせれば気が済むのだ・・・(イライラしてる)」
とりっぴぃ「もうそろそろ開けてもおかしくないと思うんだけど・・・」

夢ヶ丘遼のドアの前で高学年男子(おそらく全員)がまだかまだかと何かを待っている様子が見えた。

神威がくぽ「どうしたでござるか?皆」
しまじろう「あ、がくぽさん!先輩たち」
ケン「高学年女子達(全員)がいつまでも中で何かやってるんですよ!」
ワラビー・ビートルズ「そうそう!開けようとすると「ド変態!!!」って騒ぐし!」
武岡広雪「それに、カーテンは全部閉められてる上にドアにはこんな張り紙が貼ってありますし」

張り紙には「女子使用中!!!男子、この張り紙がとれるまで立ち入り禁止!!!!!」と書いてあった。

早乙女アルト「(張り紙を見て)はぁ?全くもう・・・」
神田ユウ「(ドアノブを掴んで)女子!!!!!何やってんだ!!!!!!開けるぞ!!!!!!!!!」

バタン!!!!!!!!!!!!!!!!!(ドアを開けた音)

そして












男子全員「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
女子全員「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

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にゃっきぃ&コマ&アイリス以外の全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・//////////////////////////////////(滝汗)」
にゃっきぃ&コマ&アイリス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(気付いてない)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

神田ユウ「・・・・・・何やってんだお前ら/////////(滝汗)」



3日後、バーガー店にて

女子たち「あ~この間は恥ずかしかった~!」
八神心結「神田さんがいきなり扉開けてしまうんですもん(汗)」
クキ・サンバン「男子たちもガヤガヤ騒ぎすぎだったわ///」
みみりん「ホントいやらしい子もいるもんね!」
サラダ「あら?でも男子ってみんなそうだよ。そういうのに関しては、鼻の下伸ばす動物だから(笑)うちの男性社員たちだってそうよ!この間休憩時間にエロ本読んでたんだから!!」
パセリ「それも美人顔でビキニ姿の写真のばっかりなのよ!」
男性社員たち「あ、あれはたまたまテーブルにあったもんだから////////(赤面)」
アサコ様「でも貴方たちも苦労したわね!水着ショー楽しくやりたかったのにね・・」
にゃっきぃ&コマ&アイリス「私たちは楽しくやれたけど?」
メア=ヴェルスーン「この3人だけはキラキラキラってカッコつけてたよ(笑)」
折笠美貴奈「でもらむりんと江美ちゃんだけは、水着披露してくれなかったわね・・・」
石田優生「しょうがないわよ!あのあと硬直して動けない状態だったんだから」
パルサ ミコ「まぁまぁ。まだ7月でしょ?夏はこれからが本番よ!元気出さなくては!!」
女子たち全員「ハイ!!!」
らむりん&江美「・・・・・・・(でも、出る前で終わってよかった・・・・・)」



終わり