500年前の惨劇の後日談

これは500年前の惨劇の後日談にあたる話です。


安遥国国主の手によって犠牲になった者達の葬儀が行われたその日の夜、天界から一人の天女が降りてきた。
その天女は天から地上の様子をずっと見ていた。
彼女は地上で起きた惨劇を一部始終見て大変悲しんだ。
彼女は彼らを助ける場気ではないかと最高神等に訴えたが、世界開拓以来の掟でどうすることもできなかった。

自分の無力さと掟によって助けることが出来なかったことに大変ひどく嘆いた彼女は自ら掟を破り、地上へ降りた。
そして、安遥国国主によって死に追いやられ、現世を彷徨っている無数の魂を慰めるために自ら全ての力を使い無数の魂と1つになり、人目のつかない辺境の地へ着いた後、大地の中へ眠り一晩で星の輝きにも負けない大樹が誕生した。


それが「命の大樹」である。


この続きは後ほど。