小説(ある話27の完全版)

これは小説(ある話27)の完全版です。

 

ある土曜日、折笠吾平(あいら)が浮かない顔をしていた。

 

折笠吾平「・・・・・・・・・・・・・・・・・(浮かない顔で歩いていた)」
姫川杏里「(吾平を見かけて)?、あれ?吾平さん、どうしたのですか?」
折笠吾平「あ、杏里兄さん、実は・・・・・・」
姫川杏里「(話を聞いて)吾平さんも被害にあったのですか!?!?」
折笠吾平「そうなんですよ、杏里兄さん・・・」
姫川杏里「最近邪魔者による被害が多発していますからね・・・」
折笠吾平「全くですよ、あ~なんかイライラしてきた・・・」
姫川杏里「でしたら今ここで、今思っていることを思う存分吐いてスッキリすれば良いと思いますよ」
折笠吾平「大丈夫ですか?人に迷惑かけないでしょうか?」
姫川杏里「(周りを見渡して)大丈夫ですよ!今周りや近くに誰も人一人いませんので」
折笠吾平「では、遠慮なく・・・」
姫川杏里「(大人の男性の大声が苦手なので耳を塞いだ)どうぞ」

 

ここからが吾平の叫びです。

 

折笠吾平「あのクソオヤジ!!!!!どこまで俺らを酷い目にあわせれば気が済むんだ!!!!!!それに、「パパは皆と遊びたいだけだよ」って誰がどう見ても嫌がらせ当然だろ!!!!!大体何が「遊びたい」だ!!!!!!!側にいるだけで吐き気がするほど具合悪いし、頭に来るほどムカつくし、気分どころか気持ちも悪いし、どんなに好かれたって豪い迷惑なんだよ!!!!!!!!早くどっか消えろってんだ!!!!!!!#######ハゲブタオヤジが!!!!!!!!!!!!############(大激怒完全大爆発+今まで溜まったストレスや怒りを思い切り吐いた)」

 

そのときです。

 

ガサッ!!!!!(低い木の茂みから)

 

吾平&杏里「!!!!!!!!!!!!!!!」
ピーターのパパ「話全部聞いちゃったよ!!!また年下達に馬鹿にされるなんて!!!それに今、この前のゲンタ(ピーター)やおデブさん達(広雪とまなとマコリン)、パッツン双子(神田ユウと神田コウ)やチビとりっぴぃのセリフ思い出しちゃったよ!!!!!せっかく忘れようとしてたのに!!!!!!!」
吾平&杏里「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(滝汗)」
ピーターのパパ「パパは泣きたいよ!!!相撲取りのように泣きたいよ!!!!!ドスコーーーイ!!!!!(泣きながら)」
姫川杏里「逃げましょう・・・?(滝汗)」
折笠吾平「ハイ・・・(滝汗)」
吾平&杏里「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(全力疾走で逃げた)」
ピーターのパパ「ドスコーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!(相撲取りのように泣いている)」

 

チャレンジ公園にて

 

折笠吾平「あ~ビックリした・・・(汗)」
姫川杏里「まさか近くにいたとは思ってもいませんでした・・・(汗)」
武岡雪芽「(吾平と杏里を見かけて)??オーーイ!吾平!!杏里!!」
姫川杏里「あ、先輩達!!」
武岡雪芽「どうしたんだい?一体」
折笠吾平「あ、雪芽お兄ちゃん達、実は・・・」
武岡雪芽「(話を聞いて)お前らも被害にあったのか!?!?」
折笠吾平「そうなんですよ(汗)」
姫川杏里「ですから、今まで溜まったストレスや怒りを吐かせてあげたのです、そしたらいきなりあのオジサン(ピーターのパパ)が出てきたのです」
藤本烈「で、逃げてきたわけか」
武岡雪芽「まあ、無理も無いな、何せ俺も俺の長男も同じようなことを考えてたぜ!」
朝雛玲也「俺んとこの次男もな!!」
神田美柚「皆同じってことだ!俺の息子達も甥っ子達や姪っ子達も同じ事を考えていたぜ!」
そうた「私のとこの子供たちも同じ理由でストレス溜まってたし」
とりごろう「うちの息子も被害にあってストレス溜まってるんだ」
しまたろう「皆いろいろと対策を考えているんだけどね」
姫川杏里「皆相当被害にあってストレスが溜まっているのですね」
武岡雪芽「ああ、というより長男は今ノイローゼに近い状態になってるからな」
牧村琉依「とりあえず、皆さんで対策を考えましょう」
神田美柚「そうだな!何時までも黙ってる訳にはいかないからな!」
藤本烈「ま、そういうことだ!」

 

そして、1時間後

 

ハリケーン「今日の昼食おいしかったなぁ!」
山浦陽平「たまにはサイゼリアでスパゲッティ食べるのもいいよね♪」
大江信二「だな!ピザもいけたぜ!女房も今日は用事があって出かけてるし、悠も舞も遊びに行っていなかったから、たまにはこういう男だけの食事もいいな!」
山浦陽平「ウチの家内も、今日は急な仕事が入ってね。娘(優阿)は舞達と遊ぶって言って、息子(若之助)は正義人応援団の作戦練りに行ったそうだよ」
ハリケーン「そちらもかい?フーコも舞ちゃんたちと遊びに行きやがったか!まぁ、次女(フーカ)の方も今日は下級生の面倒を見に公園に行ったみたいだし!」
大江信二「少しベンチで休憩すっか?」
山浦陽平「ですね!」
ハリケーン「あ~!腹いっぱいになって疲れたな!!」

 

ベンチに座って休憩の3人。背後から・・・・。

 

ピーターのパパ「シクシク・・・・」

 

信二&陽平&ハリケーン「なんだ・・?!」
ピーターのパパ「吾平達にまで馬鹿にされた、何で!?なんで!?息子に言われるわ、デブ達に言われるわ、色々言われたり~!パパはただ、遊びたいだけだったのにぃぃぃぃぃドスコーイ!!!(鼻水、涙たらしながら号泣)」
信二&陽平&ハリケーン「・・・・・・・うっわ・・・・あのおじさんなんでここにいるんだよ・・・・。」
ピーターのパパ「あ、信二君!陽平君!!ハリケーン君でもいい!!パパを慰めてくれ~!(鼻水屋涙を信二達にくっつけようと飛び出る)」
陽平&ハリケーン「うわぁぁぁぁ!!!!!」
大江信二「このやろおお!!!鼻水ぐっしょりこっちに汚すな!!!!(ピーターのパパを蹴っ飛ばした)」
ピーターのパパ「アヘェェェェェェェ~~~!!!!(飛ばされた)」

 

信二たちの居る向こうから

 

イメージ 1
トミィ「な、何や!?!?一体!!!!(吃驚)」
リア「!?!?!?!?!?!?(汗)」

 

山浦陽平「ビックリしました・・・・」
ハリケーン「何なんだぁ、あの親父はぁ~!?」
大江信二「しらねーよ!##とにかくわずらわしいったらありゃあしねぇ!!!##」

 

終わり