別名：古代(元祖)の黒き魔女。
本名はマジョ･フルール(後にフルール＝Ｗ＝ラ･ファイエット･アルベールとなる)。
１８０㎝以上ものの高い身長と太ももまで長い黒髪、紅と黄色をミックスした左目、蒼と翠をミックスした右目が特徴の絶世の美女です。
彼女は女王ロゼの5代前に生まれたウィッチークイーンローズの(姉妹の妹側の)魔女です。
女王ロゼが生まれる前までは全世界１、２を争うほどの最強クラスの魔法力を所有していた。
彼女はそれぞれ色の違う水晶玉１２個と願いのかなう魔法のエキスを所持している。
自分と同じ年代に生まれた枝違いの弟のウィザード･キング･クローバーの魔法使いセザールとは宿敵且つライバルである。
上記のイラストで表すと外見年齢は１７歳位である。
彼女はかつて人間に育てられたが１２歳のときに、育ての親の人間を何者かに殺されてしまう。
その後、自分の二代前のウィッチークイーンローズの魔女ヴァランティーヌ＝ローリオに引き取られる。
ノワールによるとヴァランティーヌは自分を犠牲にしてまで他人の幸せを願っていた。
ヴァランティーヌは当時フルールだったノワールを引き取ってからも他人の願いをかなえる事を考えていたが、生まれつき体が弱かったため、ヴァランティーヌは息を引き取った(当時フルールは１３歳だった)。
その際、フルールは彼女から未来とヴァランティーヌの魔力を貰い、アン＝マジシャン･ノワールとなった。
後にヴァランティーヌの死は両親を殺した男性の暴力によって追い詰められ、寿命を縮まされていた事が判明する。
それから4年後、管理外世界で見つけた犯人(男性)に復讐を果たす(正確では、彼女が犯人に死より恐ろしい呪いを掛け、別の男性が犯人を殺した)。
その直後、ヴァランティーヌと同じ時代に生まれたウィザード･キング･クローバーの魔法使いから魔力を受け取り(魔法使いは彼女の目の前で自害し、彼の亡骸は虚数空間へと消えていった)、全世界１、２を争うほどの最強クラスの魔法力を手に入れる。
復讐を果たし元の世界へ帰った後、自分と戯れる者はもういないと悟ったノワールは本来の人格や人間としての大切な心と数々の思い出を取り出し、地下室へ封印する。
以来、女王ロゼが生まれる９年前まで約４８０年間、薄暗い森の奥の館で代償と引き換えに飲む(もしくは
浴びる)だけでお客の願いが叶う願いのエキスを売っていた(当初は1人で営んでいたが、中盤でセザールの双子の兄に当たるウィザード･キング･クローバーの魔法使い、シルヴェストルと共に営み始めた)。
時折、自分と同じ年代に生まれた姉が訪れることも(シルヴェストル目当てで)。
実際に願いを叶えて、幸福をつかむか破滅を招くかは、あくまでもその人次第である。
グランドクロス結成間近の時、当時の魔女界の女王と全ての学園をまとめる総合学園長の女性(エルネスティーヌ)とその息子に当たる男性(エルキュール＋育ての母の生まれ変わり)に辞める様言われるが聞く耳は持たなかった。
同時期にウィザード･キング･クローバーの魔法使いセザールとの決闘を始めたが、その最中に自分の妹に当たるウィッチークイーンローズの魔女達８人(双子４組)の魔力で止められ、エルキュールが地下室で見つけた人間としての大切な心と数々の大切な思い出の片割れを戻され、本来の人格を取り戻す。
その際、戻されたのは悲しい記憶であったため、その悲しみが深すぎる自分の意思とは関係なく魔力を制御できなくなってしまい、暴走し始めた。
自分の悲しみを周囲に訴えたが、女王やエルネスティーヌ、エルキュールや８人の妹達の説得と彼らの力によって楽しかった思い出を取り戻す。
後に自分の魔力全てを９年後に生れてくるウィッチー･クイーン･ローズの魔女(後の女王ロゼ)に与えるという制裁を受けた。
ただしこの制裁はフルールが過去に受けた深い悲しみを理解した上での当時の女王の計らいによるところが大きい。
自分の魔力をウィッチー･クイーン･ローズに託した後、魔力全てを失い、人間になる(後に女王からウィッチークイーンリングを受け取り、大魔導師となる)。
その後、エルネスティーヌの養女の1人となり、約４８０年ぶりに学園へ復帰する(エルネスティーヌは実の息子の他にもフルールとは義兄弟姉妹に当たる養子が何人かいる)。
大学卒業後、エルキュールと結婚し、４人の子供をもうける(下の双子の男の子たちは女王ロゼと同い年である)。
エルネスティーヌの総合学園長引退後、彼女の意志を継ぎ総合学園長となる。
魔力を失い、人間(大魔導師)になっても、他の魔女との交流は残っており、女王ロゼの相談役にもなっている。
享年は不明だが、少なくとも５５０～６００歳位までは生きていたの事。
それから数万年後、華実の台詞によると、すでに別の生命へと転生している。
希望声優は水橋かおり、中年期は滝沢久美子。
