小説(ある話46)

約一年ぶりにある話を公開します。


ある日の公園の近くにて


広雪&ドット&賢「~~~~~~~~~~~(会話しながら歩いている)」
武岡広雪「!!!!!!!!!!(何かが目に入った)」
ドット「???どうした???」
武岡広雪「シーーーーーー・・・・・・」
ドット&賢「?????????????」


三人の目線にはベンチの上で酷く落ち込んでいるボルン所長夫妻が座っていた。


ボルン所長「・・・・・・もう駄目だな・・・」
サト(ボルン所長の妻)「どうして・・・」
ボルン所長「お前も分かってるだろ・・・」
サト「あなた、何とかなるんじゃないの・・・」
ボルン所長「いや、無理だ・・・」


広雪&ドット&賢「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


ボルン所長「私だってな、諦めたくないんだ・・・なぁ・・・せっかく受け継いだ物なんだから・・・」
サト「・・・・・・・・・・・・(涙がこぼれおちた)」
ボルン所長「諦めるのは私も辛いんだ!!」


広雪&ドット&賢「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(不安になってきた)」


サト「うぅ・・・」
ボルン所長「だけど、今が潮時ではないか・・・」
サト「うぅぅ・・・・・・」


話を陰から聞いていた三人は低い木の中に急いで隠れた


ココから3人は小声で会話をし始めます。


一乗寺賢「い、今の聞いた!?!?!?」
武岡広雪「あの様子からすると、ププピレッジに警察署が無くなるんだって!?!?!?!?」
一乗寺賢「僕だって信じられないよ!!!」
ドット「うわあぁ…一度は似たような事合ったけど、今度は二度目も・・・」
武岡広雪「もとはと言えばアンタ(ドット)がいけないのよ!!###」
ドット「何で俺様が悪いんだよ!!!」
武岡広雪「アンタが碌でもない悪戯を仕掛けまくったのが悪いのよ!!####今も碌でもない悪戯やってんじゃないの!?!?####」
ドット「うるせぇ今はやってねぇよ!!###」
武岡広雪「どうだか##」
ドット「そう言うお前だって短気過ぎが原因で周りから売られたケンカ買いまくってんじゃねぇか!!!###」
武岡広雪「それとこれとは関係ないでしょ!!そもそも喧嘩の仲裁にボルン所長が割り込んだ事一度も無いわよ!!###」
ドット「俺だってボルン所長に迷惑かけるようなことは一度もしてねぇよ!!###お前が悪いだろ!!###」
武岡広雪「何よアンタ!!!喧嘩売ってんのかコラ!!!####」
ドット「やるか!!!!この野郎!!!#####」
一乗寺賢「こんな時に喧嘩しないでよ!!!!!」
広雪&ドット「!!!!!!!!!!!!!」
一乗寺賢「ちゃんとボルン所長の話を聞いた方が良いよ!!」
武岡広雪「それもそうね・・・」
ドット「けどよ、あれ聞ける雰囲気じゃねぇぞ;」
一乗寺賢「僕見てくる!」
ドット「!!俺もいくぞ!!」
武岡広雪「僕も!!!」


ボルン所長の様子を伺って


サト「うう・・・うぅ・・・・・・(泣いてる)」
ボルン所長「もう泣くな!・・・生きとし生けるものは諦めも肝心だ・・・」
サト「私がいけないのよね・・・」
ボルン所長「いや、私だ・・・これも運命だ・・・」
サト「うぅ・・・これからどうするの・・・」
ボルン所長「早いうちに手を打って・・・処分するしかないだろうな・・・」
サト「うぅ・・・(泣きだした)」


話を聞いた三人はまた急いで低い木の中に隠れた


そしてまた小声で話し合いを始めた。


武岡広雪「あれは間違いなく警察署がなくなっちゃうよ!!!」
一乗寺賢「ええ!!じゃあププピレッジはどうなるの!?!?!?」
ドット「決まってるだろ!!犯罪者は出まくって治安が最悪になっちまうだろ!!!」
一乗寺賢「じゃあそうなったらププピレッジどころかジュエルズフィールド全域はもちろん近隣地方にまで被害が及ぶよ!!!」
ドット「ヤベェじゃねぇか・・・;」
武岡広雪「そうなったら地方は廃村みたいになってしまうってことだよ!!僕は絶対いやだよ!!!」
ドット「俺様だって嫌に決まってるだろ!!!」
一乗寺賢「こうなったらボルン所長に、警察続けてもらうようお願いするよ!!!」
ドット「それが一番だな!!俺様も一緒に願いするぜ!!!」
武岡広雪「僕も一緒にお願いするわ!!!」
ドット「よし!!三人で行くぞ!!!!」


三人はボルン所長のもとへ駆けつけて


ドット「ボルン所長!!!お話があります!!!」
ボルン所長「お話の前にこれ(ボロボロになった羽織)を捨ててくれないかな;」
広雪&ドット&賢「??????????????????」
ボルン所長「これはしっかり受け継いだ物なんでな、ボロボロになってしまったからもう処分する以外なすすべ無くて・・・」
一乗寺賢「これを・・・処分ですか???;」
ドット「では、ププピレッジに警察署は無くならないんですか?」
ボルン所長「何を言ってるんだ?私は今後ずっと警察を続けるぞ!私たちは羽織を処分しなくてはと決めたんじゃ」
武岡広雪「じゃあププピレッジに警察署は無くならないんですね!!」
ボルン所長「もちろんじゃ!!!」
広雪&ドット&賢「・・・・・・・・・ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
一乗寺賢「よかった!!!!^^」
ドット「これでもう大丈夫だ!!!!^^」
武岡広雪「もう最高の気分だわ!!!!!!^^」
ボルン所長夫妻「????????????????????;」


三人は気付いてないが、小声で会話した際低い木の中でガサガサ動き回ってるのを見られたため、一部の間で「ププピレッジの低い木のガサガサ」という都市伝説が上がった(もちろん三人が居たとは知らない)。


終わり